発達に凸凹のある子どもを育てていく中で、不安やストレスで心が疲れてしまう方は少なくありません。
誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまう方もいらっしゃいます。
・子どもの「できない」「苦手」に対して、怒ってしまうことがある
・自立させたいのに、「できない」「苦手」を手助けしてしまうことがある
・「できる」ようになったことを、定着させたいのにうまくいかない
・「得意」が見つかったのに、うまく褒めてあげられない
このようなお悩みを持ったことはありませんか?
発達障害のある子どもには、特性に応じたアプローチがとても重要です。
そのために必要となる知識やスキルを身につけられるのが、「ペアレント・トレーニング」です。
ペアレントトレーニングの効果は、
■保護者
・支援スキル(お子さまへの接し方、褒め方・叱り方のコツなど)を身につける
・子どものことを理解することで、ストレスを減らす子どもとの関係を改善させる
■子ども
・「好ましい行動」を増やし、「好ましくない行動」を減らす
・日常生活のスキルを身につけやすくなる
・成功体験が増えることで、自信を持ち、自己肯定感が高まる
・専門的な対応を習得することで、ご家庭でも子どもの行動改善や発達促進をサポートすることができるようになります。
子どもへの理解が深まり、子どもの行動に対する「なぜ?」が解消されてくると、イライラや不安が軽減されるだけではなく、落ち着いた気持ちで子どもに接することができるようになることがメリットと言えるでしょう。
ペアレント・トレーニングでは、保護者の方が6~10名のグループになり、
1回90分のセッションを、2週間ごとに10回受講していただきます。
セッションごとにテーマが決まっています。
・第1回
プログラムのオリエンテーション
・第2回
子どもの行動観察と理解
・第3回
子どもの行動への良い注目の仕方
・第4回
親子タイムと上手な褒め方
・第5回
前半の振り返りと視覚支援について
・第6回
子どもが従いやすい指示の出し方
・第7回
上手な無視の仕方
・第8回
トークンシステム(ご褒美)と
リミットセッティング(限界設定)
・第9回
褒め方・無視の仕方
タイムアウトのまとめ
。第10回 まとめ
それぞれ「講義」「ロールプレイ(実践練習)」「宿題(家庭内での実践)」を通して、 理解を深め、主にABA(応用行動分析学)の理論に基づいた対応方法を習得していきます。
いずれも、お子さまの「悪い行動」を減らすことをメインの目的とはせずに、保護者の方がお子さま自身の持つ困難さを理解し、家庭でよいコミュニケーションが取れるになることを目的とします。